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ASD
(自閉スペクトラム症)

「同じ遊びを繰り返す」「予定外のことに大きく戸惑う」などの特徴がみられる ASD(自閉スペクトラム症)。
 
当院では、小児科医と心理士が連携し、診断から学校・家庭での支援まで伴走します。

ASD の特性と
医学的背景

 
ASD は先天的な脳ネットワークの情報処理の違いによって、
 
社会的コミュニケーションの苦手さ(視線が合いにくい、暗黙のルールがわかりにくい)
興味・活動の偏りや同一性保持(強いこだわり、予定変更が苦手)
感覚過敏・鈍麻(音・光・触覚への敏感さ)

などが表れます。
 
 
遺伝的要因をベースに、睡眠不足や環境ストレスが加わると困りごとが強まりやすいため、早期の環境調整と支援 が大切です。

家庭でできるサポート

 

視覚的なスケジュール:
絵カードやタイマーで「見てわかる」安心感を提供
選択肢を示す:
A or B の二択で自己決定を促し、癇癪を予防
感覚環境を整える:
イヤーマフやサングラス、タグを外した服など
努力を具体的にほめる:
結果より「取り組み」をフィードバック
十分な睡眠・食事・休息:
自律神経を整え、刺激への耐性を高める

 
家庭だけで難しい場合は、学校・療育機関と役割を分けて支援すると、お子さんの伸びしろが広がります。

受診・相談の目安

 

以下のようなサインが半年以上続く場合はご相談ください
 
3歳を過ぎても共同注視やごっこ遊びが乏しい
集団生活でパニックやトラブルが頻発する
強すぎるこだわりで生活・学習が進まない
感覚過敏で登校や外出を避けがち

 
当院では医師初診後、必要に応じてWISC-Ⅴなどの検査や投薬を組み合わせて支援計画を立てます。

当院からのメッセージ

 
ASD のお子さんは興味を深く探究する力や一貫性を持っています。
得意を活かすためにも、困りごとを早期に整えることが大切です。
一歩踏み出す相談先として、アイキッズクリニックが伴走いたします。
お気軽に初診予約または LINE でお問い合わせください。

よくあるご質問

 
Q. ASD は治りますか?
A. 生まれ持った特性ですが、環境調整とスキルトレーニングで困りごとは大きく減少します。
 
Q. 薬は必要ですか?
A. ASD そのものを治す薬はありませんが、睡眠・不安・多動などの併存症状に応じて補助的に使用します。
 
Q. 豊田市・みよし市の療育施設と連携できますか?
A. 可能です。紹介状や支援会議の参加も行っています。
 
Q. 感覚過敏が強い場合の登校対策は?
A. イヤーマフの許可、別室登校、時間差登校など学校向け診断書を作成します。

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【この記事の監修・執筆】
 
アイキッズクリニック
     院長 会津 研二(小児科専門医)
 
新生児・発達・思春期の診療に長年携わり、
多くのお子さんの成長と自立を見守ってきました。
ご家庭や集団生活でも穏やかに過ごせるよう、
アドバイスや治療をご提案しています。
お気軽にご相談ください。