スタッフブログ

2014年7月25日 金曜日

食物アレルギー:大豆ver.


 

こんにちは!

 

今日は食物アレルギーの中でも大豆のアレルギーについて紹介したいと思います。

 

◎大豆アレルギーって?

大豆は「畑の肉」と言われるほど良質なたんぱく質が含まれています。

(ありったけの豆知識)

しかし、大豆アレルギーは主に、大豆に含まれるたんぱく質が原因となり

皮膚症状や呼吸器症状を伴うアレルギー反応を起こすことがあります。

 

◎ここで少し大豆について知っておきましょう!

一口に大豆といっても大豆にはいろいろな加工食品があります。

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(農林水産省のHPより)

 

絞れば豆乳に、それを加熱すれば湯葉ができ、固めれば豆腐になる。

水煮にして発行させれば味噌や納豆もできる。

加工して色々な楽しみ方ができる素敵な食品です。

(個人的にはおでんに入っているがんもどきが好き)

 

ただ、その分アレルギー反応を起こす原因(アレルゲン)にもばらつきがあります。

どれに反応しやすいかは一様ではなく、豆腐だけに反応する場合や豆乳だけに反応する場合、

納豆で遅発型アナフィラキシーを起こす場合もあります。

 

◎大豆製品の中でもアレルギー反応を起こしにくい食べ物は?

味噌・醤油・納豆など、大豆を発行させたものは製造過程でたんぱく質が分解されるので

アレルギー反応を起こす可能性は大きく低下します。

また、大豆油もたんぱく質の残存量が少ないため、症状を起こすことは稀です。

 

◎大豆アレルギーにそんなに種類があるなんて・・・。食べる前に血液検査をするべきなの?

結果が陰性であればその食品にアレルギーがないことはかなり正確にわかりますが、

陽性の場合でも症状が出ないことがあり、血液検査だけでは正確な診断はできません。

また、大豆に限らず、どの食品もですが検査時の肌の状態によって結果が左右されることもあります。

そのため、何か心配な食品があれば(あれば)医師に相談して医師の指示のもと食べるようにしましょう。

 

 

関連記事

食物アレルギーとは?

食物アレルギー:アトピー性皮膚炎との関係性!?

食物アレルギー:経皮感作と経口免疫寛容

 

 

 


2014年7月22日 火曜日

食物アレルギー:経皮感作と経口免疫寛容



最近はテレビでもインターネットでも食物アレルギーの情報が多く出回っています。

 

アレルギー原因の食べ物を除去しなきゃいけないの?

除去したら食物アレルギーは治るの?

それともちょっとずつ食べさせながら免疫をつけていく経口免疫寛容がいいの?

 

…と、いろいろ疑問が浮かんできます(?_?)

 

また、ブログのタイトルを見て、

「経口免疫寛容は聞いたことあるけど、経皮感作ってなに!?」

って思った方もいらっしゃるのでは?

 

今日は食物アレルギーと経皮感作・経口免疫寛容についてのお話です。

食物アレルギーについて一緒に考えてみましょう!!

 

昔々のイギリスで、、、

(といっても2003年、割と最近)イギリスで、乳幼児にピーナッツオイルが保湿剤として使われていた時代がありました。

湿疹がある、またはアトピー性皮膚炎の重症度が高い場合の3歳以後のピーナッツアレルギーが増加し、ピーナッツアレルギー児を調査することに。

その結果、ピーナッツアレルギー児の 91%が生後6カ月までにピーナッツオイル入り保湿クリームを使用していた事実が判明しました。

(ピーナッツオイル以外の保湿剤の使用では,ピーナッツアレルギーの増加はありませんでした。)

 
参考文献:Factors Associated with the Development of Peanut Allergy in Childhood(N Engl J Med 2003; 348:977-985)

 

一方、イスラエルでは、、、!!?

イスラエルでは生後4~5ヵ月からピーナッツを食べ始め、1歳時点では8割がピーナッツを食べているそうです。

しかし、ピーナッツアレルギーは、早くからピーナッツを食べているイスラエルのほうが少ないという驚きの結果が!!!

食べさせないこと=アレルギーの予防ということにはならないんですね(゚o゚*)!

※ ただし乳幼児ではピーナッツをのどに詰まらせてしまう可能性もあるため、飲み込む能力が十分でない年齢(3歳くらいまで)はピーナッツ丸々のつぶ状のものは与えないようにしましょう。

参考文献:Early consumption of peanuts in infancy is associated with a low prevalence of peanut allergy(Journal of Allergy and Clinical Immunology Volume 122, Issue 5, Pages 984–991, November 2008)

 

日本では、、、
2010年、加水分解小麦含有洗顔石鹸使用により生じた小麦アレルギーの症例が多数報告されました。
何年、何十年もの間、小麦を食べてきて何ともなかったの方が、小麦入り石鹸を使っていたら、突然、小麦アレルギーになってしまったのです。
これは、洗顔を繰り返すことで「茶のしずく」に含まれる小麦加水分解物が主に顔面の皮膚から経皮感作され、
経口摂取によって小麦アレルギーを起こすという仕組みです。
顔面中心の湿疹,まぶたの発赤や腫れ,パンやうどんなどの摂取後に運動をすると生じるじんましんやショックなどが主症状です.

 

経皮感作のこと
経皮感作とは、最初に皮膚でアレルゲンとして認識し、全身性のアレルギー反応に移行していくことです。
イギリスのピーナッツオイル問題、日本の「茶のしずく」問題をまとめると、
荒れている肌に異物を接触させ続けた結果、体がピーナッツオイルや小麦を自分の敵だと思い込み、
食べ物として摂取したものに対して過剰な防御反応(アレルギー反応)を起こすということです。
この結果により経皮感作(最初に皮膚でアレルゲンとして認識し、全身性のアレルギー反応の準備が始まる)によるピーナッツアレルギー発症の可能性があるのではないかと考えられるようになりました。
最近では、実際に幼少期に肌の状態を良好に保っている子よりも、
湿疹などを放置している子のほうが食物アレルギーになる確率が高くなることがわかっています。
ステロイド軟膏や保湿剤をうまく利用して肌をいい状態に保つことが食物アレルギーを軽減させられるのではないかと考えられています。

 

経口免疫寛容ってなんだろう?

食物アレルギーの治療といえば、アレルゲン食品の除去が常識でしたが、

ちょっとずつアレルゲン食品を食べさせて治していくという考え方です。

アレルゲン食品をほんのちょっと食べさせ、症状が出なければほんのちょっと増やして食べさせ、を繰り返し、

徐々に食べられる量を増やして最終的にアレルギー反応をなくすというものです。

 

食べられないものを除去し続けて、一生食べられないままかもしれないよりは

時間はかかるかもしれませんが、ちょっとずつちょっとずつ食べさせていって

最終的にはどんな食品でもたくさん食べてたくましく育ってくれるのが一番ですよね。

 

 

 注意:アレルギー反応の具合は軽い湿疹で済む子もいれば、重篤な症状が出る場合もあるため、

経口免疫は自分の判断で始めるのではなく、医師に相談してから行ってください。

 


2014年7月16日 水曜日

食物アレルギー:アトピー性皮膚炎との関係性!?


こんにちは!

今日は食物アレルギーネタ、第2弾!!

みなさん注目!のアトピー性皮膚炎との関係について、書いていきたいと思います。

え、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎、何か関係があるの?え?え?

という方、必見です。

まず、食物アレルギーについての基本情報は第1弾に記載しています。ご覧ください。

では、さっそくいきましょう。

 

1.アトピー性皮膚炎ってなんだろう?

アトピー性皮膚炎とは、みなさんご存じのとおり、

全身のあちこちにかゆみの強い湿疹などの症状があらわれ、

よくなったり、悪くなったりを繰り返す病気です。

アトピー性皮膚炎の多くは5歳以下で発症し、

ほとんどのケースでは成長とともに自然によくなっていきます。

私もアトピーがあり、小さい頃は体中がかゆいかゆいかゆいかゆい・・・

姉も妹もないのに、なんで私だけこんななの!?!?

と、荒れ狂っていた時期もありました。(なつかしい)

今でも少しかゆい時はありますが、昔よりは断然良くなっています。

 

2.アトピー性皮膚炎は遺伝するの!?

アトピー性皮膚炎も遺伝はします。

(すべての方に該当するとは言えませんが・・・)

だがしかし、アトピー要因を持つ人はもともと乾燥肌であることが多いみたいです。

肌が乾燥する、肌に水分が少ないということは、肌のバリア機能が低下しているということです。

バリア機能が低下していると、普通では反応しない外部からの刺激や

アレルゲンからも攻撃を受け、かゆみなどの症状が現れるのです。

乾燥肌の人は湿疹を起こしやすいということになりますね!

なるほどですね!

 

3.ではでは、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の関係は!?

さあ、いよいよ本題です!

食物アレルギーは最近、

「湿疹がある部位を食べ物のカスなどの異物で刺激することによって

食物アレルギーが発生する。」

という考え方が主流だそうです。

次のブログの経皮感作のところで、くわしい説明をしますね!(人任せ)

とりあえず、湿疹をそのまま頬っておくと・・・

食物アレルギーになる可能性が高くなるということです。

普段から肌の状態をきれいに保つことが、

食物アレルギーを予防することになります。

なるほどですね!

 

4.湿疹はどのようにケアしたらいいの?

治療の基本は保湿です。

湿疹が出る人はドライスキンで、バリア機能が低下しているので、

保湿をしてバリアを強くします。

湿疹がひどい場合はステロイド外用薬を使いましょう。

ステロイドは副作用あるし、使うの怖いわ〜という方もいるかもしれません。

塗り薬ではステロイドが血液中に入る量はごくわずかで、

適切に使用すれば副作用の心配はございません!

逆にステロイドの使用量が足りないことによって、湿疹が悪化し

だらだらとステロイドを使い続けなければならないこともあるのです!

ステロイドの副作用に関係するのは「回数」!!

であるので、塗るときはべったりと塗るようにしましょう!

なるほどですね!

 

と、こんな感じです。

アレルギーブログはまだまだ始まったばかりです。(第8回までありますから)

これからもアレルギーについてじゃんじゃんアップしていきたいと思いますので、

一緒に勉強していきましょう!

目指せアレルギーマスター!!(ゲットだぜ!)

 

 


2014年7月14日 月曜日

食物アレルギーとは?


こんにちは!

今日から食物アレルギーブログシリーズのスタートです!

 

全8回に分けて食物アレルギーのあれこれについて、

栄養士的な観点から、ブログを書いていこうと思います!

わたしたちも勉強途中なので、一緒に学んでいきましょう!

お子さんのアレルギーが気になるお母さん、大人の方でアレルギーがある方も、

要チェックや!です!!

 

 

〈 目次 〉 ※全8回!タイトル・順番は変わることもあります。

1.食物アレルギーとは (←今回はコチラ!)

2.食物アレルギーとアトピーの関係性

3.経皮感作・経口免疫

4.卵アレルギー

5.牛乳アレルギー

6.小麦アレルギー

7.ピーナッツアレルギー

8.大豆アレルギー

 

今回はアレルギーの総論的なお話です。

総論と書くとちょっと大げさですね・・・。おさわりみたいな感じです。(おさわり)

この記事を読んで、アレルギーについてざっくりと知ってもらえると嬉しいです!

では、アレルギーブログ、始まります!

 

食物アレルギーとは?

調べてみると、

「食物によって引き起こされる免疫反応を介して、生体にとって不利益な症状が誘発される現象

と、書いてありました。なかなかざっくりしてました。。

 

この、

免疫反応

不利益な症状

ってなんでしょう?ちょっと難しい言葉・・・ 😕

 

免疫反応とはなんでしょうか?

体に、病原菌などの異物が入ってきた時に、その異物を排除しようとする、体の防御機構のことです!

食物アレルギーの免疫反応は、

アレルゲンとなる食品が体内に入り、アレルゲンが肥満細胞や好塩基球という白血球のIgEに結合し、

これらの細胞がヒスタミンセロトニンを放出することにより起こります。

ヒスタミンやセロトニンが、血管拡張や血管の透過性亢進などを起こし、かゆみや浮腫などのアレルギー症状を起こします。

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なんだか難しいですね・・!!

 

実はこれ、花粉症などのアレルギー反応と一緒らしいんです! 😯

先日の花粉症ブログにも絵付きで作用機序が載ってるので、気になる方はぜひ。(コチラ

 

 

では、不利益な症状 とはなんでしょうか?

食物アレルギーによって起こる体の反応は大きく分けて4つ!

 

 

1.皮膚症状・粘膜症状

皮膚 → かゆみ、じんましん、赤み、湿疹(赤ちゃんに多いです)

粘膜 → 目の充血・腫れ、流涙、くしゃみ、鼻水

 

2.消化器症状

腹痛、悪心、嘔吐、下痢、血便

 

3.呼吸器症状

喉が絞め付けられる感覚、声嗄れ、せき、喘鳴、呼吸困難

 

4.アナフィラキシー症状

皮膚症状、粘膜症状、消化器症状、呼吸器症状など、いくつかが同時に起こった 全身性の症状です。

です。

重度のアレルギーの場合はアナフィラキシーショックを起こしてしまう場合もあります。 😯

アナフィラキシーショックとは血圧低下や意識喪失など生命をおびやかす症状です。

おこさんにアレルギーがあるお母さんは、ぜひアナフィラキシーショックの対処の方法を知っておいてください。

 

アナフィラキシーショックの対応

 

 

 

 アレルギーで一番多いのは?

アレルギーを起こす原因食物。。。気になりますよね!

みなさん、ぜひ予想を立ててみて下さい。

 

さあ、発表します。

いきますよ!

 

気になる第一位は、、、

いきますよ?!(くどい)

 

じゃららららら。。。じゃん!!!

 

 

(エッグ)です!

 

 

graph

 

1位 卵

2位 乳製品

3位 小麦粉

年々少しずつ割合は変わりますが、これが不動の3位です!

 

ちなみにアレルギーと診断されている人は、

乳児で10%、3歳児で約5%、保育園児が約5%、学童以降が1.3〜2.6%程度と言われています。

 

年齢群 0歳 1歳 2、3歳 4〜6歳 7〜19歳 20歳以上
症例数(人) 1,270 699 594 454 499 366
第1位 鶏卵62.1% 鶏卵44.6% 鶏卵30.1% 鶏卵23.3% 甲殻類16.0% 甲殻類18.0%
第2位 牛乳20.1% 牛乳15.9% 牛乳19.7% 牛乳18.5% 鶏卵15.2% 小麦14.8%
第3位 小麦7.1% 小麦7.0% 小麦7.7% 甲殻類9.0% そば10.8% 果物類12.8%
第4位 魚類6.7% ピーナッツ5.2% 果物類8.8% 小麦9.6% 魚類11.2%
第5位 甲殻類果物類5.1% ピーナッツ6.2% 果物類9.0% そば7.1%

 

 

卵、乳製品、小麦の3つだけでなく、そば、ピーナッツなどなど・・・

色々ありますね!

大人になるにつれ、治るアレルギーもあったり、出てくるアレルギーもあったり・・・

色々だそうです。(人生いろいろ。)

それぞれのアレルギー食品については、また今後のブログで詳しく載せていきたいと

思っているので、お楽しみに!

 

今日のおさわりブログはこんな感じです。(おさわり)

アレルギーについてざっくりわかっていただけたでしょうか?

今後もっと詳しい情報も更新していきますので、こうご期待です!(^^)

 

 


2014年7月1日 火曜日

夜尿症(おねしょ)  part4 ~おねしょ克服への道~


7月ですね!暑い夏がもうすぐそこまでやってきました。みなさん、この夏の予定はどうですか?

私はというと、1年生のわが子の夏休みの宿題に、今からもう頭を悩ませている日々です。

日誌、作文、研究や創意工夫etc…。夏休みって宿題がけっこうありますね…。

でも!長い夏休み、楽しい計画も立てたいと思っています!

夏休みといえば、キャンプやBBQ、テーマパークにイベントなど楽しい予定は盛りだくさんですよね。

お泊りして出かけることもある夏休み。

実は、昨年度までわが家はおねしょ問題がすこしネックになることもあったんです。(おむつやおねしょシート持参、家族以外はなし等々)

でも今年は、なんだか明るい気持ちでいろいろなイベントを計画できそうです。

おねしょのおくすりミニリンメルトを飲み始めておねしょ量が格段に減りました!!!

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おねしょの回数 7月現在   1回/週

治療前   4~5回/週 (3月末)

大好きな妖怪ウォッチのスタンプで達成感を味わっています。

本人も朝トイレでおしっこするということがうれしいようで

ねぼけまなこで「ママ、おしっこできた~」と報告してくれます。

トイレからすっきりでてきたわが子がずいぶん成長したように思えるのはちょっと親ばかですね…。

小学校の生活にもだいぶなれてきてお友達といるのが楽しいと思えようになったわが子。

今年の夏は、もしかしたらお友達といっしょにお泊りができるようになるかもしれません。

この夏、最高に楽しい体験を心おきなく存分にさせてあげたいなと思います。

アイキッズクリニックでは夏のイベント(キャンプや合宿など)のおねしょの対応もしています。

ここはどうしても失敗できない日などありましたら、事前にご相談ください。

おねしょ治療はまだまだ続きます。

 



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