スタッフブログ

2014年3月1日 土曜日

花粉症の季節…いよいよ目がかゆくなってきました


今日は午前中の診療が終わって午後から近所の子ども達と外で走り回ったのもあり、

夜から目がめっちゃ痒くなってきました。

鼻もグズグズ…

暖かくなってきてそろそろ花粉症の季節ですね。

 

10代の時は1年中のアレルギー性鼻炎で鼻水によるティッシュの使用量がハンパなく、

地球に優しくない感じでしたが、

今はステロイド点鼻薬を使うようになってティッシュの使用量は断然減り、

地球に優しくなりました。

 

ステロイド点鼻薬を使いはじめる前は抗ヒスタミン薬を飲んでいましたが、

薬がもろに効きやすい自分には、

製薬会社が勧める眠くならない抗ヒスタミン薬でもしっかり眠くなってしまい、

まーアカンと思い、ここ7−8年はステロイド点鼻薬をしっかり使って鼻づまりと鼻水を抑えています。

 

ステロイド点鼻薬は花粉による鼻の粘膜の炎症を抑えて、

鼻の粘膜の腫れをとって鼻づまりや鼻水を抑えるというものです。

 

ステロイドというと副作用をなんとなく心配される方もいるかと思いますが、

ステロイドと言っても、ステロイド点鼻薬は飲み薬と違って副作用はほとんど心配ありません。

 

飲み薬は口から入り腸から吸収されて血液中に入り、

一度肝臓を通って代謝を受けてから心臓に戻り、そこから鼻の粘膜へ届くため、

鼻への道のりが遠回りで、血液中に入るために全身的な副作用は起こりえます。

花粉症の飲み薬は鼻だけでなく脳へも作用するために眠くなるわけです。

 

一方、ステロイドの点鼻薬は鼻の粘膜に直接噴霧するため、

鼻への道のりが近道で、血液中にほとんど移行しない(生体内利用率:1%未満)ので副作用の心配はありません。

もちろん、いくら使っても眠くなりません。

 

海外からですが、

子どものアレルギー性鼻炎の治療は抗ヒスタミン薬なしでステロイド点鼻薬単独でいいんでない?

というデータもあります。

 

以上の理由もあって、僕はこの時期の花粉症はステロイド点鼻薬が第一選択で、

それで治まらない時は抗ヒスタミン薬を飲み、

最終兵器としてレスキューのステロイド内服という戦略でやっています。

まーあまりステロイドの内服はしたくないので、

春の花粉症シーズンのマラソンレースのあとで鼻水が悲惨な状態になったときに飲むくらいですが。

 

今シーズンは間に合いませんが、

今年の6月からスギ花粉の舌下免疫療法:シダトレンが使えるようになります。

スギ花粉によるアレルギーの根本治療にもなりそうなので、

使えるようになったらトライしてみたいですね。

点鼻薬の使用も減らせれば万々歳です。

 

今後、各種花粉症薬を紹介していきたいと思います。

 

明日は三重県桑名市でハーフマラソンを走ります。

またもろ花粉を喰らいそうです。

ステロイド点鼻薬をしっかりやって頑張ってきます。

 

アイキッズクリニック 小児科 会津研二


2014年2月28日 金曜日

感染症:溶連菌感染症


インフルエンザが一時に比べて少し落ち着いてきた中、

最近、溶連菌感染症の方がポツポツとみられます。

 

というわけで、

今日は “喉の痛み” が特徴的な
『溶連菌感染症』のお話です。

 

ようれんきん

 

《主な症状》

・ 発熱(38~39℃)

(3歳以下だと高熱がでない場合もある)

・ 喉の痛み

・ イチゴ舌

・ 発疹

です。

 

《検査》

当院では指先の採血で白血球数を確認してウイルス風邪か細菌感染症かのあたりをつけます。

ウイルス風邪では白血球数が正常か低下しますが、細菌感染症である溶連菌感染症では白血球数が上昇することが多いです。

年齢、熱の程度、喉の発赤の具合、体の発疹の程度から溶連菌を疑われた場合は、確認としてノドの検査をします。

検査は10分で結果がでます。
(※早ければ1分ほどでわかります)

 

 

 

《主な治療方法》

抗生物質が出されます。当院ではパセトシン(アモキシシリン)を10日間処方します。
抗生物質を飲み始めると1日で熱は下がり始め、喉の痛みもやわらいできますが、
症状が消えても【決められた期間は抗生物質を飲み続ける】事が大切です。
※自己判断で飲むのをやめてしまうとリウマチ熱や急性糸球体腎炎といった続発症(合併症)に繋がることがあります。

 

 

この時期は、
色々な感染症が流行するので、熱が出ると風邪やインフルエンザかなと思う方が多いかもしれませんが、
こういう感染症もあります。

 

溶連菌感染症は、早期に治療をする事が大切です。
【高熱 + 喉の痛み】があったら、この感染症を思い出してみてください。

 

※追加

実際には【咳のない高熱+なんとなくぐったり】といった症状で受診され、この感染症だとわかったケースも多いそうです。


2014年2月23日 日曜日

小児科でよく出されるペリアクチン(シプロヘプタジン)について


 

「アスベリン・ペリアクチン・ムコダイン」

 

風邪のお子さんを連れて病院を受診したことがある方なら何度か見たことがある組み合わせではないでしょうか?

小児科医的には

「アス・ペリ・ムコ」

ですかね?

小児科、耳鼻科、内科、総合病院、どこへ行っても同じ処方。

こどもの風邪薬と言ったらこの処方。

さぞかし評価の高い薬?と一般の人だと思ってしまうかもしれません。

まー正直言って大した薬ではありません。

いや、意外に要注意な薬です。

 

今回はペリアクチンについて

歴史

1958年にアメリカの製薬会社メルクにより合成。

1961年にじんましん等のアレルギー性疾患に対する薬として日本で発売。

1971年に追加効能として「食欲不振・体重減少の改善」が承認….

これもあって小児科でよく処方されるようになった?

僕が10年前に購入した小児科の薬の本にはペリアクチンの食欲増進作用についてまだ書かれていました。

その後、再評価を受けて….

1996年に有用性を示す根拠がないとの理由で「食欲不振・体重減少の改善」の効能が削除されました。

しかし、1971年から1996年までの25年間、四半世紀も「食欲不振・体重減少の改善」の効果も期待されて小児科で使われてきて、それに倣って内科や耳鼻科でも普通に使ってきて、これだけ世に浸透した薬なわけですから、効果がないといきなり言われても、すぐには変わらないわけであって、なんとなくずっと使われているという感じでしょうか?

 

薬理的特徴

強力な抗ヒスタミン作用・抗セロトニン作用がある。

ペリアクチンは第一世代の抗ヒスタミン薬に分類され、脳へ移行しやすく眠くなりやすい。

ペリアクチンの抗セロトニン作用はLSDにも匹敵する。

補足:じんましんや喘息・花粉症等のアレルギーにはヒスタミンという物質が大きく関わっており、そのヒスタミンの作用を抑えるのが抗ヒスタミン薬。脳へ移行しやすい第一世代と、脳へ移行しにくい第二世代があります。ペリアクチンは第一世代抗ヒスタミン薬になります。その他第一世代抗ヒスタミン薬として、ポララミンやアタラックスなどがあります。

 

効能・効果

・じんましんよるかゆみの軽減、花粉症等の鼻水・くしゃみの軽減

僕も小児科医になりたての時はよく使っていまして、確かに子どもに使うとかゆみが引くし、鼻水も止まります。しかし、よく寝ます。1日3回飲もうものなら1日寝がちになってしまう子もいます。僕はここ5年以上は使っていません。

 

副作用

・脳への抗ヒスタミン作用による強烈な眠気
僕も大人量を試しに飲んでみたら仕事が全くできないくらい眠くなりました。
・抗コリン作用による口の渇き
鼻水の分泌は減りますが、唾液の分泌も減ります。抗コリン作用は喘息発作を悪化させるので喘息の方は要注意ですね。

・乳幼児の無呼吸
呼吸が浅くなることがあるので、生後6ヶ月未満は特に使用は控えたほうがいいです。
生後6ヶ月以上でもダウン症の子でこの薬を飲む度に無呼吸になって顔色が悪くなるという子を経験したことがあります。
・痙攣の誘発
第一世代抗ヒスタミン薬全般に言えることですが、痙攣を誘発することがわかっています。てんかん持ちの子は要注意です。

この薬を作ったアメリカでは副作用のこともあり子どもにはすでに使われていません。

 

アイキッズクリニックでは?

当院では使用していません。

僕自身はこどもに第一世代の抗ヒスタミン薬自体を使いません。

・ペリアクチンの無呼吸を何度か経験したこと

・第一世代抗ヒスタミン薬はけいれんを誘発すること

・ペリアクチンの抗セロトニン作用に抵抗があること

以上の理由で第一世代抗ヒスタミン薬を使っていません。

いっぱいいろんなことを経験して成長していく乳幼児期に風邪薬で脳を抑えちゃうのは良くないですね。

僕はじんましんの時、鼻水がひどくて寝つけない時だけ頓服で第二世代抗ヒスタミン薬を飲んでもらうよう指導しています。

鼻水が出ていても食欲があって元気に遊ぶ子は大丈夫です。

こども自身の治る力を伸ばしていきたいですね。

 

当院では、病気のこと・薬のことをご家族にもっと知ってもらうために丁寧な説明をし、

出来る限り薬に頼らないシンプルな治療を心がけています。

 


2014年2月21日 金曜日

予防接種で感染症の不安を減らし、安心の子育てを!


ワクチンによる事故のリスクはゼロではありませんが、限りなくゼロに近いです。
20世紀の医療で最大の発明であるワクチンにより予防できる病気のリスクを減らしましょう。

 

20世紀以降にワクチンで予防できるようになった感染症と病気

  • ・B型肝炎ウイルスによる劇症肝炎・肝硬変・肝臓がん
  • ・ロタウイルスによるウイルス性腸炎・胃腸炎痙攣・脳炎脳症:ロタの痙攣は比較的よくあります。
  • ・Hib(インフルエンザ菌b型)による重度の髄膜炎・喉頭蓋炎・肺炎:Hibの髄膜炎は稀ではありません。
  • ・肺炎球菌による重度の髄膜炎・肺炎・中耳炎:肺炎球菌による髄膜炎も稀ではありません。

 

補足:乳幼児が通園を始めて青っぱながずっと出っぱなしになるのは主に肺炎球菌が鼻に定着するためです。 2歳で半数くらいの子が肺炎球菌を鼻腔に飼育しています。飼育しているだけであれば特に問題ありません。 肺炎球菌の勢いが増すと中耳炎や肺炎となります。 肺炎球菌は90種類くらいのタイプがありますが、そのうちの重症化しやすい13種類がワクチンで予防できます。

 

  • ・ジフテリア菌による重度の心筋炎・神経炎・呼吸麻痺
  • ・百日咳菌による咳発作や脳症
  • ・破傷風菌による筋肉麻痺や痙攣:土の中に普通にいる細菌で外でケガをしたときは要注意です。
  • ・ポリオウイルスによる神経麻痺:ワクチン普及により日本では1980年に野生ポリオは根絶、輸入例に注意。
  • ・麻疹ウイルスによる肺炎・脳炎・亜急性硬化性全脳炎
  • ・風疹ウイルスによる先天性風疹症候群:2013年は関東を中心に成人で風疹が流行、先天性風疹症候群が増加。
  • ・水痘ウイルスによる重度肺炎・筋膜炎
  • ・おたふくウイルスによるウイルス性髄膜炎・難聴:おたふく後の難聴は稀ではありません。
  • ・日本脳炎ウイルスによる脳炎
  • ・HPVウイルスによる子宮頸がん
  • ・A型肝炎ウイルスによる急性肝炎:アジアへの海外渡航の際には要注意の感染症です。
  • ・その他海外渡航の際に注意が必要な感染症:腸チフス・狂犬病・髄膜炎菌など

以上が20世紀のワクチンという大きな功績により予防できるようになった病気です。
私たちはその恩恵を受けて感染症の脅威を忘れ安心の生活を送ることができるようになりました。

 

※当院での公費のワクチンは4月からになります。

予防接種予約はこちらから

予防接種のスケジューリング

まずは当院へお越しいただき、医師と相談の上、お子さんに合った予防接種スケジュールを組みましょう。

  • ・朝9時から夜9時まで予防接種が受けられます。 働くお母さんも無理なく予防接種の予定を立てられるように、夕方の予防接種もウェルカムです
  • ・予防接種で来られたお子さんと風邪で来られたお子さんの入り口を分けています。 予防接種に来て病院内で風邪をうつされるという不安を軽減できます。
  • ・任意(自費)の予防接種はどこよりも安く提供します。全ての子どもに平等に予防接種を提供したい。 ご家族の経済的理由により子どもが予防接種をできないことは問題だと思います。

 


2014年2月15日 土曜日

みんなちがって、みんないい


みんなちがってみんないい

 

昨日の朝は雪がすごかったですね。
もう今年度も残すところ、あと1ヵ月半。
卒園・卒業を控えるお子さんをもつ方は、嬉しさ反面寂しさも感じてくる頃ではないでしょうか?

 

今日は個性についてのお話です。

 

『みんなちがって、みんないい』

 

これは、童謡詩人である金子みすずさんの作品の中の言葉です。

 

 

 私と小鳥と鈴と

 

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。

 

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

 

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい

 

 

他のお子さんと我が子を比べて、
「みんなは○○出来るのに、なぜ我が子はそう出来ないのかしら」
と不安になった事ありませんか?

 

また、月齢・年齢にできるとされている成長発達をしていない時

「我が子はちゃんと成長できるのかしら…?」と不安になる方もおられると思います。

 

 

でも、大丈夫です。

みんなそれぞれの成長のスピードがあります。

そして、必ず、

みんなそれぞれその子にしかない【魅力】を持っています。

 

だから、

みんなちがっていいんです。

 

でも、それでも不安になることがあるかもしれません。

我が子を想うがゆえです。多くの人が通る道でもあります。

 

 

アイキッズクリニックでは乳幼児健診を夜7時までやっています。

健診では医師による各種検査、また必要があれば看護師・助産師・管理栄養士への相談もできます。

どうぞアイキッズの健診に来て、不安に思っていることは全部相談してください。

そして安心して帰っていってください。

もし、サポートが必要な事がわかったときは、

アイキッズの子ども専門家集団がしっかりとフォローします!

 

またアイキッズでは

『プレママ健診』『海外渡航相談』というものもしています。
妊娠前から、また海外に行かれる前に。。。
相談したい方はぜひ来てください。

 

 

健診についての詳しい説明はこちらです↓

https://e-chusya.com/75425/top.php#checkup
よかったらご覧ください。

 

 

アイキッズにきたら、

是非、お子さんにしかない【魅力】教えてくださいね 🙂



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