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食物アレルギー:小麦ver.
こんにちは!
今回は、小麦アレルギーについてまとめます!
小麦といえば、小麦粉!
いろいろな食品に使われていて、私たちの生活に深くかかわっている食材です。
ちなみに私は、パンが大好きです。パンがないと生きていけません本気です。
また、アレルギー原因食品としての小麦は
たまご、乳製品に次ぐ第3位となっています。(0歳〜3歳において)
そこまでメジャーではなさそうですが、お母さんとしては
食べ始めるのに警戒する食品のひとつですよね!
そんな小麦について、食物アレルギーの観点から一緒に学びましょう!
小麦アレルゲンの特徴
小麦タンパクは大きく分けると、、、
①不溶性のグルテンと、②水・塩に溶ける可溶性の成分に分類されます。
それぞれにアレルゲン性があるのですが、
不溶性のグルテンは小麦特有の成分で、小麦アレルギーの人の多くが
このグルテンに対する抗体を持っており症状が出てしまうようです。
可溶性の成分には他の穀物と抗原交差性がある成分もあります。
※グルテンってなんだ?という方には、作り方をご紹介します!
①適量の小麦粉に適量の水を少しずつ入れて混ぜる。
②まとまるまで、ひたすらこねる
③水を張ったボールを用意し、こねたものを水の中でもみもみする
④水が濁るので、替えながらもみもみする
⑤水が濁らなくなるまでもみもみする
⑥完成!(残ったものこそが、不溶性であるグルテンです!!)
詳しいレシピはコチラをどうぞ!→ 生麩の作り方
ちなみに、これ、生麩です。茹でたらもっちもちの生麩として食べられます!
ごまや抹茶を混ぜてアレンジしてみてもおいしそうですね!
(小麦アレルギーの方は、ご遠慮ください。。)
加工品や関連食品のアレルゲン性
なんと小麦は、高熱で焼かれてもアレルゲン性が低下しません!
繰り返しますが、高熱で焼かれてもアレルゲン性が低下しないのです!!
ターミネーターのようですね。恐ろしい。
しかし、それがかえってメリットと捉えることもできます。
小麦加工食品で自分が食べられる量が分からないときには、
成分表示に書いてあるタンパク質の含有量を参考にできるからです。
(予め食べられる小麦タンパク量を知っておくことが必要です)
(例)小麦タンパク2.6g程度なら食べられる子の場合
小麦タンパク2.6g分を換算すると、
ゆでたうどんなら100g、パスタなら約50g、食パンなら約30gとなるので
各食品、この分だけ食べることができます。
成分表示を見て計算すれば、他の食品の食べれる量を簡単に把握することができるのです!
あくまで参考量ですが、便利ですね。
ところで、小麦粉には薄力粉、中力粉、強力粉と種類があります。
強力粉はなんとなくアレルゲン性が強そうとか、薄力粉はなんとなく弱そうとか、、、、
実際のところ、全く関係ありません!!!!!!!
そして突然の豆知識ですが、
小麦粉が何を以て強・中・薄に分かれてるかといいますと、
「粉に含まれるタンパク質の量」です!
食品成分表では、薄力粉8.0%、中力粉9.0%、強力粉11.7%となっています。
何かしらの「強さ」ではないのですね。(37へぇ~)
症状の特徴
小麦アレルギーは、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんが経皮感作されて
離乳食を始める前から持っていることが多く、
はじめてパンがゆを食べてショックを起こすこともまれにあるそう。。
離乳食で初めて与えるときは、本当に本当に、ちょびっとからにしましょう!
多くの子は成長と共に耐性獲得しますが、
重症児では小学生になっても蕁麻疹が出たりゼイゼイヒューヒューなったり、
アナフィラキシーを起こす場合もあります。
特に注意が必要なのは、【食物依存性運動誘発アナフィラキシー】です!
中学生から成人に発症し、食べた後2時間以内に激しい運動することで誘発されます。
その名の通りです。
実は小麦、食物依存性運動誘発アナフィラキシーの原因食品第1位なのです。
「食べる」と「激しく運動する」という条件が揃わないと発症しないため、
小麦アレルギーと気づきにくいことも!なんと!
小麦アレルギーの疑いがある場合は、激しい運動をする前の摂取を控えるよう要注意です。
ということで、小麦アレルギーについては以上になります。
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
読んだせいで小麦アレルギーについて心配になってしまった方、その他にも
何か食物アレルギーについて相談がある方、不安がある方はぜひお越しください。