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お待たせしました♪ラコールの半固形が登場❢
ついに!この時がやってきました\(^^)/
医薬品として初形状の半固形の経腸栄養剤が発売されました‼
その名も 『ラコールNF配合経腸用半固形剤』
この経腸栄養剤の摂取エネルギー当たりの成分は「ラコールNF配合経腸用液」と同じで、
その他の栄養素もバランスよく配合した半消化態経腸栄養剤です。
ラコールとは、一般的に手術後の栄養保持に使用します。また、長期にわたり口からの食事が難しい方の栄養補給として使用します。
今までのラコールは200mlに対して半固形剤は300ml入りです‼!
ここで簡単に半固形化することによって、液体の場合と生理的にどのように違うかを説明します。
200ml程度の液体は胃から一気に十二指腸に排出されます。一方、半固形は胃の動きが大きく関与することとなり、よりゆっくりと生理的になります。胃が動くことにより食べ物による刺激だけでなく、自立神経や消化管ホルモンの調節が活発になります。このことは、栄養剤注入による消化、吸収にとって大きなメリットをもたらすことになります。
紹介する半固形は…
投与時間は100g当たり2~3分(300g当たり6~9分)
1回の最大投与量は600g
具体的な効果は!
◆経腸栄養剤の投与時間を短縮となり、リハビリテーションの時間確保ができます。
◇胃食道逆流症の防止:人は食事をすると、食べた物を一定の間だけ胃の中に溜めておき少しずつ腸に送って栄養分を吸収します。食道と胃・胃と十二指腸の間にはそれぞれ門があります。門があることで逆流を防いでいます。ところが液体の場合、門をすり抜けてします!
胃食道性逆流症の防止による効果→誤嚥性肺炎の予防・悪心、嘔吐の予防・吸痰による介護負担の軽減
◆胃瘻孔からのリーク防止:瘻孔からの漏れによる周囲皮膚のびらん・潰瘍形成は患者や家族の負担になり、ひどい場合には瘻孔が使用できなくなる場合もあります。これらは、半固形にすることで数日で改善がみられます。
◇下痢の防止:胃はしっかりと蠕動運動を始めます。食べ物の胃の停滞時間が一般食品と同じになり、便の状態が水様から固形に変わります。下痢を防止することで、栄養剤の消化や吸収も改善され、栄養状態も改善されます。
また、看護や介護をする方の負担の軽減も期待できるのではないでしょうか!
以上、初めてブログに挑戦した❀みやもと❀がお送りしました!