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予防接種:BCGは結核性髄膜炎を予防するワクチンです
今回はBCGについて学びましょう!!
疑問① BCGってなんだろう?
BCGとは結核のワクチンの通称で、
Bacille Calmette-Guerinの頭文字をとったものらしいです。
(読み方は謎ですが、とにかく発見者の名前みたいです。)
はんこ注射っていえばわかりやすいですかね!!
そうです、あの針が9本ついてるやつ!!
あれがBCG、いわゆる結核のワクチンです。
疑問② じゃあ結核ってどんな病気なんだろう?
結核は、結核菌という悪者が体の中に入ることによって起こる病気です。
主に肺がやられ、結核菌が肺の内部で増えて肺が腫れてしまいます。
次第に肺が壊れていき、呼吸する力が低下します。
腎臓、リンパ節、骨、脳など体のあらゆる部分に影響が及ぶこともあるんです!
症状としてはカゼとにていますが、
せき、痰、発熱(微熱)などの症状が長く続くのが特徴です。
また体重が減る、食欲がない、寝汗をかくなどの症状もあります。
さらにひどくなるとだるさや息切れ、血の混じった痰などが出始め、
呼吸困難に陥って死に至ることもあります。
特に!!乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、
全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、
重い後遺症を残す可能性があるみたいです。
なるほど!だから乳児期にBCGを接種するんですね!
疑問③ BCGの接種期間は?
3ヶ月から1歳まで接種できますが、5〜8ヶ月が望ましいとされています。
去年までは6ヶ月までに接種だったのですが、
結核患者減ってるし、乳幼児の時に行う予防接種が多くない!?
もうちょっと接種期間伸ばしてもよくない!?
ってことで1歳までに伸びたそうです。
疑問④ 接種時の注意は?
予防接種の中でBCGだけ接種場所が決まっています。
上腕外側の中央部です(通常は左腕)。いつものとこですね。
それ以外の場所に接種するとケロイド(赤く盛り上がる)などの
副反応がでることがあるのです。
注射跡がみえるのやだ〜って人、申し訳ございません。
なんたって法で決まっているのです。
接種後はワクチンがしっかり乾くまで服を着せないようにお願いします。
私たちもアンパンマンうちわで全力でぱたぱたさせていただきます。
なんかべたべたするらしいです。いやですよね、べたべた。
そしてBCGでは「コッホ現象」という反応が、ごくまれに現れます。
BCG接種の針痕は普通、接種後10日前後たたないと見えてきません。
しかしごくまれに接種後3日くらいまでに激しい変化が起こることがあります。
ちなみにこんな感じです。赤くぽっこりします。
これをコッホ現象といいます。
正常な経過でも3週間ほどたてばぽっこりなりますが、
コッホ現象の場合は数日でぽっこりなります。
この場合、お子さんが知らない間に結核に感染している場合があり、
本当に結核にかかっているかを調べる必要があるため、必ず接種医を受診してください!
と、BCGについてはこんなところでしょうか。
BCGは公費だから、打たない人は少ないでしょうが、
1番大事なことは予防接種を打つことです!!!
みなさん忘れずに打ちましょう!!!
アイキッズではお忙しいお父さん、お母さんのために
診察日、診察時間内であればいつでも予防接種受け付けています!
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