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2014年6月6日

発達障害  ADHD(注意欠陥多動症)について


ADHD(注意欠陥多動症)という症名をみなさん聞いたことがあるかと思います。(実は最近障害から症に名前が変わりました。)

ADHD(注意欠陥多動症)とは

・不注意

・多動性

・衝動性

によって日常活動や学習に支障をきたす状態をいいます。

 

ADHD(注意欠陥多動症)があると、社会生活を送るうえでさまざまなつまづきを感じ、自尊感情が低くなりやすいと言われています。

どうしてもほかの子に比べて叱られる回数が多かったり、

みんなと同じ空間や時間を共有できなかったりして友達に理解されないことも増え、自尊心が低下してしまう傾向にあるようです。

もちろんお母さん自身もわが子に対して

なんでこんなに叱ってしまうんだろうとか、なんか子育てが上手くいかないなとか、周りからの目が気になってしまうのがつらいなどの気持ちになってしまう傾向にあります。

お母さん自身も自尊心が低くなってしまうようです。

 

発達障害と言われていますが、かの有名なエジソンや坂本龍馬や織田信長などもそうだったのではないかといわれています。

この有名な人たちってエネルギッシュなイメージがありませんか?

多動性や衝動性…、見方によってはエネルギッシュなのかも?!なんて思います。

しかし、実際の環境下では日々の育児において親子共々つらいものがあると思います。

 

実際の起こりやすい問題として

・不注意が多かったり、多動性がみられると集団生活では叱られる回数が多くなる(ドラえもんでいうとのび太くん!?)

・叱られる回数が多いことで、子ども自身が劣等感をもちやすく、自尊心が低くなりがち(こちらものび太くん!?)

・衝動性が強いと友達とトラブルになりやすい(ドラえもんでいうとジャイアン!?)

・まわりに理解されず、学校などで孤立しやすい

・自尊心が低くなることで、かんしゃくをおこしやすくなったり、反抗的、挑発的な行動をとるようになる

・無力感、不安、情緒不安定

ちょっとドラえもんで例えてみましたが、

実際は、「乱暴・悪い子・しつけのできていない子」と周りからはみられ、お母さんたちも「育て方が悪い」と誤解を受けがちです。

また、こうした状況が積み重なってくると、本来の発達に起因する行動特性だけでなく、二次的な問題が生じてくる可能性も出てきます。

しかし、ADHD(注意欠陥多動症)はしつけや育て方によるものではなく、本人の努力が足りないわけでもありません。

 

このような悩みを抱えたお子さん、お母さんには

社会的なスキルを身につける認知行動療法を行うことと、お薬による治療で困っていることを減らすことが効果的であるといわれています。

認知行動療法の一つにDRC(Daily  Report  Card)というものを行います。

DRCはお子さんの特徴にあわせた適切な目標を設定し、目標や達成の様子を保護者や学校関係者が記入するものです。

ADHD(注意欠陥多動障害)のお子さんが普段の生活で何に困り、どのように対処すればよいか、どの目標が達成できたかをお子さんと周囲の大人たちが一緒に考えていくために有効です。

事前にごほうびを決めておき、目標達成することで少しずつ、望ましい行動が増えるとともに、達成できたときにほめてあげるよい機会になります。

認知行動療法の1つとして、

 

アイキッズクリニックでは、

IMG_8246

 

このようなカードを渡して

減らしたい行動を目標として記入したりします。

他にも

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このような冊子をお渡ししています。

 

しつけや育て方が原因になることはありませんが、接し方や育て方が症状に影響を与えることはあります。

うまくほめるということが大切なのですが、ADHDの特性をお互いに理解していないとなかなかうまくできません。

ADHDの特性を理解しないまま、厳しく接していても改善されないものです。

そんな時に活用してもらうものです。

ADHDといわれるこどもたちは、しなければならないことやしてはいけないことがわかっていても

どのように実行していいのかわからないのです。

ADHDのこどもたちが落ち着いてすごせるよう、

環境設定(テレビ、おもちゃなどの刺激物を排除する、部屋の隅を利用した三角コーナーで学習する)をしてあげることや、

具体的な指示(DRCを使ったチェックリスト、お手本を絵で示す、順番に必要なものを並べる)をしてあげましょう。

そして具体的な指示がうまくいった場合はほめてあげましょう!(すぐにほめてあげる、こどもの目線にあわせて喜びを声に出して言ってあげる、また、シールやスタンプを使ってほめた回数が増えた分だけ、好きな物や活動と交換できるという方法も効果的です!)

具体的な行動をほめてあげることで親子で喜びを共有できると思います。ほめてあげる機会が少なかったこどもに具体的な形でわかりやすくほめてあげると本当にうれしいかわいい顔で喜び、親としてもとても幸せな気持ちになります。

 

お薬による治療ですが、アイキッズクリニックではコンサータというお薬とストラテラというお薬を用意しています。

 

母親として、今までわが子の行動に何かもやっとするもの(どうしても怒りすぎてしまうなとか、特別何かしているわけではないのになぜか集団でうまくいかないなという心のつかえ)があって受診したり、園や学校からの指摘で受診してADHDと診断されて落ち込んでしまう場合もあるかもしれません。

しかし、心のどこかではADHDと診断されてほっとしたりなんか心のつっかえがとれたと思うこともあると思います。わが子の行動に疑問を抱き、ついついおこりすぎてしまう自分に嫌気がさしていた日々から立ち上がる一歩として診断がついただけです。

 

ADHDというだけで、生活の中に大きな支障が生じたり、将来が閉ざされるわけではありません。

家庭、教育機関、医療機関が一丸となって、治療を始めることで、

本人が自分の特性を理解し(もちろん、よいところも含めて)子ども自身が行動をコントロールできるようになり

その子の生きにくさが改善すされ、友達に受け入れられ、他のこどもたちと同じように充実した生活が送れると思います。

これから、家庭、教育機関、医療機関一丸となってADHDといわれたこどもの発達の特性にあわせたサポートをすればよいのです。

 

 

ADHDという特性を理解して、それを自分の特性と理解し、自身でコントロールできることを目標にすれば、ADHDの良い面を社会に活かすことができるようになると思います。(いろいろな方面で活躍しているひとはいっぱいいます)

 

もちろんアイキッズクリニックは医療機関としてサポートさせていただきます。お気軽にご相談ください。

 


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