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2014年4月8日

感染症:4月はヒトメタニューモウイルス感染症が流行る時期です


経過紹介 ※ご家族の了承を得ています。   生後5ヶ月のお子さん、38℃の高熱が2日間、痰がらみの咳、鼻水、目やに、 比較的元気で笑顔も見られ哺乳も良好。 身体診察上はノドがゴロゴロなるのと、軽度の中耳炎を認めるのみです。   まー、ただの風邪といえば風邪なんですが、 小児科医的にはこのままほっといても治るウイルス感染症か、 それとも抗生剤を飲む必要がある細菌感染症なのかはっきりさせる必要があります。 親御さん的にはこのままで治るのかしらん? 薬を飲んだほうがいいのかしらん? というところが心配でお子さんを連れてきているので。   で、何をするか? この時期に流行るアレです! 

ヒトメタニューモウイルスの検査を紹介します。子どもの鼻水を綿棒でゲットして、 大きい子なら鼻をかんでもらって鼻水ゲットして、

ヒトメタニューモウイルス検査

鼻水と試験液を混ぜて、滴下! すると、ものの数分で・・

ヒトメタニューモウイルス

このお子さんはしっかり陽性で出ました。 ちなみに、陰性の場合は・・・

ヒトメタニューモウイルス

こんな感じでSのところに線が出ません。   そんなわけで、インフルエンザの流行が落ち着いた後の3月4月は毎年ヒトメタニューモウイルスが流行ります。 大人は咳・鼻水が出るくらい、乳幼児は高熱が3−4日間と痰がらみの咳がひどくなります。高熱が6日間続いた子もいました。 治療は安静・休養のみです。ウイルス感染症なのでもちろん抗生剤は効きません。 診断がついたからといって、治療方針は大きく変わりませんが、 診断をつけることによって、今後の経過を説明することができますし、無駄な抗生剤を減らすことができます。   「お子さんの風邪の原因は、ヒトメタニューモウイルス、ヒトメタです」 と伝えても、親御さんの反応はイマイチですが、 「ウイルス感染症なので抗生剤はいりません。自然に治ります!」 と堂々と言えるだけ、まーいーかなと。


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