感染症:溶連菌感染症と言ってもいろいろあるんです


春から初夏にかけては溶連菌感染症が流行る時期です

 

溶連菌感染症

 

溶連菌感染症といえば、

高熱とノドの痛みです。咳や鼻水等のいわゆる風邪症状がないのも特徴です。

多くはそうなのですが、時に皮膚症状がメインで出ることもあるので要注意です。
今回はその一例を紹介します。

 

経過紹介 ※ご家族の了承は得ています。

 

朝起きたら目の横が腫れてたんです。

午後からおでこも腫れてきてか痒がったり痛がるようになってきたんです。

と言って夜間に当院へ受診されました。

 

そのときの写真がこちら。

溶連菌 丹毒丹毒 溶連菌

 

ぱっと見は虫さされにしか見えませんが、

痛がることと、なんとなく元気がないことから、ただの虫さされではない、何らかの感染症だろうと考えました。

当院では何らかの感染症を疑った場合、指先の採血で白血球数を測定します。(痛くない針を使ってます)

白血球数:22200/μl(正常は8000前後) 好中球数:18200/μl(正常は3000前後)

このお子さんは、正常値と比べて白血球数がかなり高く何らかの細菌感染症が疑われました。

ちなみに、このお子さんはノドは痛がっていません。高熱もありません。ノドの所見も普通でした。

 

で、直感的に溶連菌を疑いノドの溶連菌迅速検査を行いました。(流行時期だからというのもあります)

溶連菌感染症溶連菌感染症

このお子さんは溶連菌迅速検査でしっかり陽性と出て、溶連菌感染症と診断、

抗生剤(当院ではパセトシンを使用)を開始しました。

 

翌日にSNSで送っていただいた写真がこちら。

溶連菌感染症後溶連菌感染症後

 

抗生剤を開始した翌日には痛みもなくなり、赤みも引いてきました。

もちろん、元気にもなってきました。

 

今回のケースのように、

子どもの溶連菌感染症は一見そうとは分かりにくい症状で発症することがあります。

自分の経験でも、

・膝が赤く腫れて痛くて歩けない

・頭が痛くてなんとなく元気がない

・じんましんがずーっと治らない

等の分かりにくい症状から溶連菌感染症と診断をつけたことがあります。

共通することはなんとなく調子が悪く、白血球数が高くなることです。

成人の場合は、熱がなくノドが痛いだけのことがよくあります。

ノドが焼けるように痛い、つばを飲み込むだけで痛い。

そして、もう一つの特徴が咳や鼻水等の風邪症状がないことです。

ただの風邪かな?ただの虫さされかな?でもその割にはちょっと変だな?
そのちょっと変だな?と思うことが大事です。

子どものちょっと変だな?を解決するお手伝いをするのが私たちの仕事です。

検査を怖がるお子さんもいます。薬が上手にのめないお子さんもいます。

当院ではお子さんの負担が少なく済むよう必要最低限の検査と治療を心がけています。


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